ダイエットは二日酔い対策にもなる ~正しい糖質の摂取~
適度なダイエットで「脂肪肝」を防ぐ
二日酔いを防ぐためにも、適度なダイエットは有効です。
なぜかというと「脂肪肝」を防げるからです。
脂肪肝というのは文字通り「肝臓に脂肪が溜まっている状態」です。
この状態になると、当然肝臓の動きは鈍くなります。
そのためアルコールの分解も遅くなります。
これを防ぐためには、適度なダイエットをして肝臓の脂肪を落とす必要があります。
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肝臓など内臓につく「内臓脂肪」は、皮下脂肪と違い外見上はわからないため、落としにくいものです。
外見は痩せているのに、内臓脂肪は肥満レベルに達している「肥満予備軍」の方は、意外と多くいます。
最近はオムロンの体重計など、手軽に内臓脂肪の量も測定出来る健康器具が増えています。
こうしたもので内臓脂肪を小まめにチェックするようにし、脂肪肝を防ぎ二日酔いになりにくい体質に近づきましょう。
糖質はしっかりと摂る
上に書いたダイエットは、あくまで「適度」である必要があります。
痩せるためとはいえ「糖質を摂取しない」というような極端なダイエットをしてはいけません。
なぜなら、糖質は「肝臓の活動のエネルギー」になるからです。
肝臓がせっかく脂肪を落として動きやすい状態になっても、動くための「ガソリン」がなければ活動は出来ないのです。
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つまり、肝臓の脂肪を落としつつも、糖質はしっかりと補給してあげるということが必要です。
これはもちろん矛盾ではなく「新陳代謝の活発な状態を作る」ということです。
運動をしていない、新陳代謝の乏しい人の場合は、糖質(カロリー)は「蓄積されるもの」です。
しかし、運動をしている新陳代謝の活発な人の場合、カロリーというのは「カロリーを燃やすための燃料」になるのです。
つまり、「カロリーを摂った方が、むしろカロリーを燃やせる」わけです。(疲れを感じずに運動を出来るため)
一度このような好循環が生まれたら、ダイエットには一切の苦痛がありません。早くこういう状態に達して、自然に二日酔いにならない体質を作れたらいいですね。
糖質は主食で摂取する
同じ糖質を摂るにしても「お菓子」から摂るのと、ご飯やパンなどの「主食」から摂るのとでは、まったく違います。
お菓子は糖質以外の栄養素がありませんが、ご飯やパンには、食物繊維など様々な栄養素が含まれています。
そのため、糖質は主食から摂るというのが大原則です。
お菓子の類は「他の栄養素がない」というだけではなく「酸化した油」が多く含まれています。
酸化した油は「過酸化脂質」と言いますが、これを分解するのは肝臓の役目です。
つまり、お菓子を多く食べると肝臓を疲労させることにつながり、いざお酒を飲んだ時にも、二日酔いになりやすくなるということです。
そのため、お酒を飲む時のおつまみも出来るだけスナック菓子などではなく、ちゃんとした食事にした方がいいのです。
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